QMAのライバル現る?

ユーザー対戦型のクイズゲームは長らくQMAの独擅場だったわけですが、今夏、セガのAnswer×Answerが登場予定です
(以降表記はAn×Anとします)
QMAにとってはシリーズ4作まで数えて、初めての対抗馬が登場することになります
萌えるキャラクターに釣られて遊んでいるという部分に関して、完全に否定する事は出来ませんが
基本的には対人でクイズが遊べることがQMAを遊んでいる最大の動機なので、An×Anも無視できない存在です
ロケテストが開催中ということで遊んでまいりました


さて、冒頭で「ユーザー対戦型のクイズゲーム」と書いたわけですが、このAn×Anの主張するところによると
QMAはユーザー同士で競走するゲームであり、An×Anはユーザー同士で対戦するゲームという位置づけで
製品の独自性を主張しています
全国対戦の1回のゲームでは4人の同リーグプレイヤーが召集され、それぞれ3人のプレイヤーと総当たりで
1対1クイズ対決を都合3戦行います、そして結果上位2名がプレーオフという名の1対1決勝を戦い
優勝者を決めるというシステムになっています


ここまでだとQMAとそんなに変わらないように感じますが、クイズの回答は基本的に早押しで回答権を取る形で
1問のクイズに対して、どちらかのプレイヤーしか点数を獲ることが出来ません
QMAならば全員が回答権を持っているので、どちらも正解を手に入れられれば
点数は回答速度の誤差分の点差しかつきませんが、An×Anでは1問分の差がきっちりつくことになります
ここが競走か対戦かの違いといえそうです
クイズの形式はいろいろあって、その辺りは私が説明するよりも公式サイトに詳しく説明されているので、そちらに譲るとして
http://anan.sega.jp/
QMAプレイヤーが難儀しそうな(というか、私が失敗した)回答法のクセについて、それから気になった部分について
言及しようと思います


問題はQMAと同じように冒頭から1文字ずつ表示されていきます、そこで早押しボタンを押すと
問題の表示がその時点で止まり、早押しボタンを先に押したプレイヤーの画面に、回答欄が表示されるので
その答えを選択すればOKです
ちなみに、誤答をすると即座に1問分のポイントがペナルティとしてマイナス…さらに誤答した問題が完全な状態で
表示された上で、回答権が相手に行ってしまいます、当然相手が正解すれば得点になり、まるまる2問分差がついてしまいます
おてつきは対戦において致命的といっても良いでしょう


回答欄はどのような形式で出るかは分かりません、私が見たところ大きく分けて2つ、細かく見ると3つあります


一つ目は、QMAプレイヤーには全く問題ありません

と、QMAプレイヤーにとっては実に見慣れた選択肢表示の中から、正解をタッチすればいいのです


二つ目が、ちょっと馴れない形式、早押しボタンを押すと

・は ・に
・ほ ・て

などと文字のボタンが複数表示されます
正解の「はる」が打ちたいのですが、「る」が選択肢の中にありません
初戦はこれが分からずに、時間切れで不正解になってしまいました


で、具体的な回答法ですが、この場合なら

・は ・に
・ほ ・て

と、表示されているボタンの「は」をタッチすると、上部の回答欄に「は」が入力されて、選択ボタンの表示が切り替わるのです

・る ・ん
・し ・ば

切り替わった先に「る」がありました、ここで「る」をタッチすれば、回答欄に「はる」と入力され、正解!というわけです


三つ目というのは…二つ目の回答欄の表示形式が2種類あって、都合回答法が3種類という事です
具体的には、回答欄に「□□□」と入力する文字数が見えているものと、表示がなく入力すべき文字数が分からないもの
があるということです
「□□□」表示がないのはすぐ馴れます、注意を要するのは回答欄の読み方です


ここで打ちたい正解は「だきまくら」だったりしたのですが、回答欄を見ると空白数は□□とあり
2文字しか入れられないのです
変にQMA慣れしてると、文字数が違うとそりゃもう大混乱です、実戦では結局「だ」の文字があったので
とりあえず叩き込み、それから「き」を入力、その時点で何故か正解の表示で事なきを得ました
そして、その謎は後々分かりました
正解が「ふじさん」の問題で空白は2文字、よくよーく回答欄を見ると

□□                                                        山
などと表示されてるじゃないですか!!、きっと以前の問題は
□□                                                        枕
とか、表示されてたんだと思います
つまりは横にひろーーーーーい回答欄の中で空白はセンタリングされて、続く語句は右寄せにでもなってるのか
非常に視界に入りづらくなっています、本当に広いので意識して見ないと気づきません、要注意です


で、気になったことですが、早押し対戦クイズで4人のマッチングを管理するために、対戦は問題数ではなく時間で
管理されています、ですから回答に時間をかけたりすれば問題数を意図的に減らすことが出来たりして
フェアじゃない!という意見を聞きました
が、これは対戦ですからシステムを上手く使うのは戦略の内だと思います
問題なのは変にテンポの悪い演出があることです
問題に正解すると画面が暗転し両者の点数が大写しになり、それから問題で得た得点が上部中央に表示
上部中央に表示された得点が該当プレイヤー側の点数に重なり、更新点数に書き変わり
暗転が解けてキャラクターリアクション…と
こんな事をダラダラやってる間にも、対戦時間のカウンターはもりもり減っていくので、追いかけてる側はイライラするばかりです
お手つき時のペナルティ失点はさっさと点数表示に反映されるのに、得点時には出来ないって事はないでしょう
早押しクイズのテンポの良さをウリにするならば、実に謎な仕様です


対戦型なので馬鹿強い人に当たると何もしない内に終わる可能性がありますが…みんながみんな馬鹿強いわけでなし
早押しですから、悠長にメモだのデジカメだの使ってる余裕は無く、百人一首化もQMAよりは緩やかでしょう
リーグ分けされてる上、1ゲームで優勝できる人数はQMAの1/16人より遙かに多い1/4人というわけで
みんなが心配するほどオワッテル状態にはならないんじゃないかな?
QMAはQMAなりのクイズ問題をじっくり考える楽しさ、An×AnにはAn×Anなりの
問題の先を読む早押しの楽しさと、どちらも甲乙付けがたいものがあります


最後に…キャラクターは全然萌えません!、ここはどう逆立ちしてもQMAには勝てませんw


勿論これはロケテストですから、これから仕様が変わる部分があると思います
本稼働時に「違うぢゃないか!」という苦情は当然ながら受け付けかねますので
そこのところはご容赦下さい
というか、セガの人にここを見つけてもらって、稼働までに直してくれたらなぁと思います、はいσ(^_^;)